色紙を手にポーズをとる畑岡奈紗
ゴルフの日本女子オープンで史上初のアマチュア優勝を果たした17歳の畑岡奈紗(なさ、茨城・ルネサンス高3年)が10日、プロ転向を表明した。同日、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が1年間の登録を認めた。18歳で転向した宮里藍を抜き、女子では史上最年少ツアープロの誕生となった。
都内で記者会見した畑岡は「今日からプロとして活動します。ここからがスタートという気持ちで頑張りたい」とあいさつ。「2年以内に米ツアーで優勝して、5年以内にメジャーで勝てるようになりたい」と話した。
日本女子オープン優勝により、畑岡は1年間国内ツアーに出場できる権利を獲得。プロとして行使することをLPGAに申請し、承認された。来季の米ツアー出場権を争う予選会にも参戦中で、通過した場合は米ツアー出場を優先させる意向だという。
中学2年から指導する中嶋常幸プロは「世界のメジャーで優勝できる選手に、そして誰からも好かれるプロになって欲しい。奈紗ならその道を歩める」とエールを送った。
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はたおか・なさ 1999年1月13日、茨城県生まれ。ゴルフ場で働く母の影響で、11歳から本格的にゴルフを始めた。世界ジュニア選手権2連覇中。10月2日までの日本女子オープンをアマとして初めて制し、メジャー最年少優勝記録を更新した。158センチ、61キロ。