侵入時に家族がいた部屋と犯行順序のイメージ
大阪府門真(かどま)市の大工、川上幸伸(ゆきのぶ)さん(43)宅で19日未明、川上さんが胸などを刺されて死亡し、子どもら3人が腕などを切りつけられた事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された定時制高校生の小林裕真(ゆうま)容疑者(24)=同市北岸和田3丁目=が逮捕時、ガスバーナーを所持していたことが府警への取材で分かった。府警は、川上さん宅への侵入に使ったとみている。
住宅侵入、一家襲い父親死亡 容疑者の男「覚えてない」
捜査1課などによると、現場には犯行に使ったとみられる刃渡り約30センチの短刀が落ちており、小林容疑者が逮捕時に背負っていたリュックサックの中には同約20センチの鉈(なた)と刺し身包丁のほか、缶状のガスバーナーや作業靴が入っていた。
川上さん宅では1階居間の、腰高窓の鍵部分のガラスが丸く割れていた。同課は小林容疑者が音を立てないように、バーナーを使って窓ガラスを焼いて割り、開錠したうえで作業靴も脱いで侵入した可能性があるとみて、調べている。
小林容疑者は19日午前4時1…