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鳥取地震「揺れる船にいるようだった」 続く余震に不安

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-10-21 18:59:29  点击:  切换到繁體中文

 

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学校の校庭には生徒らが集まっていた=21日午後4時11分、鳥取県倉吉市、朝日新聞社機から、川村直子撮影


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21日午後、激しい揺れが鳥取県を襲った。倒壊したり屋根瓦が落ちたりした家もあり、県内は一時、広範囲で停電した。住民らは「揺れる船にいるようだった」「経験のない揺れ」と口々に語り、続く余震に不安を漏らす人もいた。


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震度6弱を観測した鳥取県倉吉市。上井町2丁目でビジネス旅館を経営している女性(61)は「ドーンという横揺れ」を感じて旅館からすぐに外の空き地に逃げだした。地震直後、空き地には住民ら約10人が避難した。一時は近くの信号機も消えていたという。


ホテル内は食器棚などが倒れ、壁には亀裂が入った。周りの数棟で屋根瓦が落下していたという。女性自身も余震の度に「あー、怖い」という叫び声をあげた。「余震が続いているからみんな怖くて家に帰れない」と話した。


JR倉吉駅近くの居酒屋「季の」店主福田伸一さん(43)は料理の仕込みを始めるときに地震が起きた。「経験したことのない激しい横揺れだった」と興奮気味に振り返った。


福田さんによると、棚から酒瓶や器が床に落ちて粉々に割れ、トイレのタイルがはがれ落ちて壁と床に隙間ができたという。店外に出ると、道路に多くの市民が避難していた。この日は週末のかき入れどきで団体客の予約があったが、「いつ営業再開できるのか不安でいっぱい」と話した。


同市魚町に住む中本倫子さん(81)は地震発生時、鳥取市西部の国道9号を倉吉方面に向かって走行中だったが、「揺れて揺れて。まるで船に乗っているようだった」と言う。自宅に着くと、あちこちの家屋で屋根瓦が崩れたり、ガラス窓が割れたりしていた。


屋根から瓦が落ちて壁はひび割れ、網戸も外れていた。「ずっと余震が続くから怖い。家の中になかなか入れません」と話した。


市内の美容室スタッフの女性(32)は地震発生時、「大きなトラックが通り過ぎるような、ごうっという地響きを感じた」という。屋根の一部が落下するなどの被害が出て、店内にいた客もシャンプー中で髪がぬれていたが、そのまま店外に出てもらったという。


白壁土蔵群近くにある「米澤たいやき店」の米澤ひかりさん(34)は「横揺れが数十秒続き、何かにつかまっていないと立っていられないほどだった」。1948年から営業する老舗。この日は水道が出にくくなり、地震発生直後から店を閉じた。電気は復旧したが、テレビがテレビ台から落ち、食器が散乱。外壁にひびが入り、タイルが落ちた。「余震があるので、まだ心配です」と話した。


同じく、震度6弱を観測した鳥取県湯梨浜町の東郷温泉にある、中国庭園のテーマパーク「燕趙園(えんちょうえん)」。事務職員によると、壁の装飾の瓦や塀が崩れたという。事務職員は園内の事務所におり、揺れの大きさに驚いて机の下に隠れた。園内には約10人の観光客がおり、園外に避難してもらったという。


同じく震度6弱を観測した北栄町にある梅津酒造では、午後2時過ぎの地震で酒瓶数百本が倒れた。慶応元年創業の老舗。経営者の女性は「床が水浸し。まだよく被害が確認できていない」と不安そうに話した。




 

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