男子500メートルで滑走する村上右磨=白井伸洋撮影
スピードスケートの今季国内開幕戦の全日本距離別選手権が21日、長野市のエムウェーブで始まり、男子500メートルで村上右磨(ゆうま、村上電気)が35秒08で初優勝した。現役復帰した長島圭一郎(リカバリー)は35秒74で10位、けが明けの加藤条治(日本電産サンキョー)は36秒00で15位だった。女子1500メートルでは高木美帆(日体大)が国内最高を1秒54更新する1分56秒25で初制覇。男子5000メートルではウィリアムソン師円(しぇーん、日本電産サンキョー)が6分26秒75の大会新で3度目の優勝を果たした。
■「平昌でメダルいける」
日本のかつての得意種目、男子500メートルで楽しみな新星が現れた。「体をうまく使って、氷を押すことができた」。23歳の村上が、平昌五輪プレシーズンの開幕戦で躍動した。
最初の100メートルを9秒67で滑り、課題のコーナーでもスピードに乗った。自己ベストを0秒24更新する35秒08をマーク。身長177センチ、体重76キロと、スケート選手としては大柄な体を生かす力強い滑りだった。
北海道で生まれ、3歳でスケー…