デビュー15周年を迎えた森山直太朗
シンガー・ソングライターの森山直太朗が活動15周年を迎えた。24歳でCDデビューし、今年で40歳に。自我とのぶつかり合い、音楽を離れての充電期間を経て、「弛緩(しかん)」の境地にたどり着いた。
「ひと言で言うと、きっとこれでよかったんだなっていう、踏ん切りがついた」。記念のオールタイムベスト「森山直太朗大傑作撰(せん)」は文字通り、節目の作品になったようだ。
2003年、「さくら(独唱)」が大ヒット。凜(りん)と浮かび上がる高音のファルセットは、代名詞になった。が、本人は「初期は、なんでこんなに力が入ってるんだろう、どうしてこんな心を閉じているんだろう、そういう風に見えるものがたくさんあって。後悔がずっとついて回っていた」と振り返る。
「作るのも歌うのも、てめえの…