吉野家は２５日、全国５地域に限定したメニュー「ご当地鍋」を来月１日から販売すると発表した。各地の特色ある食材や味付けを採り入れたメニューで、定番の「牛すき鍋膳」と合わせて冬季の集客を強化する。

北海道から東北、北関東、新潟では、みそ味の「北海道豚味噌（みそ）鍋膳」を販売。首都圏と山梨ではデミグラスソースを使った「横浜デミ牛鍋膳」、東海、北陸では鶏肉と赤みその「なごや鶏味噌鍋膳」、関西は「なにわ牛カレー鍋膳」、中四国と九州、沖縄は「博多とんこつ鍋膳」を扱う。いずれも税込み６８０円。

各メニューはそれぞれの地域に勤務する社員らが考え出したという。記者会見した河村泰貴社長は「全国メニューに比べて開発や仕入れは早かった。全国販売につながる鍋が出てくれば」と期待を語った。（栗林史子）