競泳の短水路(25メートル)ワールドカップ兼日本選手権最終日は26日、東京辰巳国際水泳場で女子200メートル平泳ぎがあり、リオデジャネイロ五輪金メダルの金藤理絵(Jaked)が2分16秒75で制した。50メートル平泳ぎではアリア・アトキンソン(ジャマイカ)が従来の記録よりも0秒16速い28秒64の世界新記録で勝った。100メートル個人メドレーでは池江璃花子(ルネサンス亀戸)がこれまでのタイムを1秒04縮める58秒24の日本新記録で2位。
男子200メートル個人メドレーは瀬戸大也(JSS毛呂山)が1分52秒48で制し、前日の200メートルバタフライと400メートル個人メドレーと合わせ3冠を達成。背泳ぎでは50メートルで古賀淳也(第一三共)が23秒17、200メートルで金子雅紀(YURAS)が1分49秒89で優勝した。(記録は日本選手最高)
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【男子】50メートル自由形 ③塩浦慎理(イトマン東進)21秒42▽200メートル自由形 ②小堀勇気(ミズノ)1分43秒23▽1500メートル自由形 ④平井彬嗣(郵船ロジ)14分49秒01▽50メートル背泳ぎ ①古賀淳也(第一三共)23秒17▽200メートル背泳ぎ ①金子雅紀(YURAS)1分49秒89▽100メートル平泳ぎ ③山中祥輝(中京大)57秒65▽100メートルバタフライ ②川本武史(中京大)49秒93▽200メートル個人メドレー ①瀬戸大也(JSS毛呂山)1分52秒48
【女子】100メートル自由形 ③池江璃花子(ルネサンス亀戸)52秒39▽400メートル自由形 ④五十嵐千尋(日体大)4分4秒13▽100メートル背泳ぎ ④諸貫瑛美(スウィン館林)57秒20▽50メートル平泳ぎ ⑤寺村美穂(セントラルスポーツ)30秒28▽200メートル平泳ぎ ①金藤理絵(Jaked)2分16秒75▽50メートルバタフライ ②池江25秒73▽200メートルバタフライ ④中野未夢(東洋大)2分7秒35▽100メートル個人メドレー ②池江58秒24=日本新▽400メートル個人メドレー ②大橋悠依(東洋大)4分30秒27(丸数字は全体での順位)
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女子200メートル平泳ぎを制した金藤はレース後、仲間と抱き合い、涙した。金メダルを獲得したリオ五輪後、競技を続けるかどうか悩んでおり、その涙の理由については「東京で日本記録が出せなかった悔しい気持ちから」。今後の去就について、「金メダルをとってやりきった感はある。続けるには何かしらのきっかけがいる。これからゆっくり考えたい」と話した。