関西空港と大阪(伊丹)空港を運営する関西エアポートは28日、神戸空港の運営権を売る入札に参加する意向を表明した。最有力候補の同社が応札することで、空港を運営する神戸市がめざす関空、伊丹との「3空港一体運用」が現実味を増すことになった。
関空で開かれた記者会見で、山谷佳之社長は「関空・伊丹の運営と同時並行的に、神戸空港(の運営権取得)も検討したい」と述べた。近く社内にプロジェクトチームを立ち上げ、提案内容を練るという。
神戸空港は2500メートルの滑走路1本を備える海上空港。便数や利用時間の制限もあって利用者数が低迷し、経営は7年連続で実質的な赤字だ。
神戸市は運営権を売却してこれ…