会談を前に握手を交わすアウンサンスーチー氏(左)と民進党の蓮舫代表(中央)や野田佳彦幹事長(右から2人目)=4日午後、東京都千代田区、中崎太郎撮影
民進党の蓮舫代表は4日、来日中のミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相と東京都内のホテルで約30分間会談した。蓮舫氏によると、「女性が輝くには」と聞いたところ、スーチー氏が即座に「男性が子育てをすることです」と答えたという。
両氏とも、政治家であり、母親でもあるという立場。蓮舫氏は「ガラスの天井を突き破る」と述べ、女性初の首相に意欲を示している。それだけに、一国のトップに上り詰めたスーチー氏と「女性活躍論」で盛り上がったようだ。
蓮舫氏は会談で、学生時代にスーチー氏の本を読んだことも伝えたという。会談後、記者団に「責任感をもって国を発展的に民主化しようという姿勢は、不屈の精神なくしてはあり得ない。率直にまぶしいと思った」と語った。会談には野田佳彦幹事長も同席した。(中崎太郎)