8日午前0時10分ごろ、千葉県船橋市山手2丁目の民家から「息子が血だらけになっている」と父親から110番通報があった。千葉県警によると、高校1年生の男子(15)が自宅に侵入してきた男に頭部を殴られ、頭蓋骨(ずがいこつ)骨折と脳挫傷の大けがを負った。室内から現金がなくなっており、県警が強盗致傷容疑で調べている。容疑者は逃走している。
船橋署によると、民家は3階建ての店舗兼住宅。1階が理髪店で、3階に高校生と両親、2階に祖父母が住んでいた。通報の直前、3階の自室にいた母親が「ふざけるな」という男子高校生の声を聞いて廊下に出たところ、男子高校生が頭から血を流していた。2階の金庫にあった現金がなくなっていた。祖父母は不在だった。高校生は病院への搬送時、「男に殴られた。若い感じでマスクをしていた」などと話していたという。
近くに住む会社員の男性(38)は「小学生の息子がいるので不安だし、高校生は小さな頃から知っているので、何とか命は無事であってほしい」と話した。
現場は東武野田線の新船橋駅から北西に約700メートルの閑静な住宅街。近くには市立行田東小学校や県立行田公園がある。