米ニューヨークで8日、大統領選の投票を終え、手を振る共和党候補のトランプ氏=AFP時事
米大統領選は8日夜(日本時間9日午前)から東部を皮切りに全米各州で開票が進められた。既成政治への反発を追い風に「変化」を訴えた共和党のドナルド・トランプ氏(70)と、女性初の大統領を目指す民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)が接戦を繰り広げている。特に接戦州で最多の選挙人を抱えるフロリダ州で大接戦となっている。
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米CNNによると、午後10時5分(日本時間9日午後0時5分)現在、トランプ氏はテキサス州など南部を中心に選挙人計139人の獲得を確実にする一方、クリントン氏は地元ニューヨーク州やニュージャージー州などで勝利を確実にし、選挙人計104人を確保。
当選するには、選挙人数総数の過半数270人以上を獲得する必要がある。選挙人の割り当てが多く接戦となっているフロリダ州(選挙人29人)やノースカロライナ州(同15人)などの行方がカギを握る。
最大の注目州フロリダでは、開票率94%でトランプ氏の得票率が49・2%、クリントン氏が47・7%で大接戦となっている。民主党が優勢とされたバージニア州でも開票率68%でトランプ氏が49・4%でクリントン氏の45・6%をリードしている。
接戦州では、トランプ氏は伝統…