神奈川県平塚市の認可外保育所「ちびっこBOY」で昨年12月、生後4カ月の男児が死亡した事件で、傷害致死容疑で逮捕された元保育士の角田(つのだ)悠輔容疑者(34)について、神奈川県警は10日、別の女児に対する児童買春・児童ポルノ禁止法違反(製造)と強制わいせつの疑いで再逮捕し、発表した。角田容疑者は「やった覚えはない」と容疑を否認しているという。
乳児死亡、傷害致死容疑で保育士を逮捕 平塚
発表によると、角田容疑者は昨年9月、この保育所内で預かっていた女児の服を脱がせたうえ、スマートフォンで撮影した疑いがある。捜査関係者によると、他にも複数の幼児の裸の写真を保存していた疑いがあるという。
一方、横浜地検は10日、角田容疑者を傷害致死罪で起訴した。地検は認否を明らかにしていない。起訴状によると、昨年12月6日午前0時10分ごろから同4時半ごろまでの間に、男児に何らかの暴行を加えて脳挫滅で死亡させたとされる。
この事件の関連で調べる必要がある保育所のパソコンを壊したとして、証拠隠滅容疑で逮捕されていた「ちびっこBOY」経営の男性(49)は、処分保留のまま釈放された。(照屋健、古田寛也)