白鵬(左)は上手投げで魁聖を下し通算1千勝となった=長沢幹城撮影
大相撲の横綱白鵬(31)=本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋=が15日、九州場所3日目の結びの一番で魁聖を破り、通算1千勝(207敗48休)を達成した。元横綱千代の富士、元大関魁皇(現浅香山親方)に次ぐ史上3人目の快挙で、外国出身力士としては初めて。初土俵から94場所目での達成は千代の富士より24場所、魁皇より40場所速い。
相撲特集 どすこいタイムズ
白鵬は名古屋場所終了時点で997勝としていたが、右足親指を痛めて手術を受け、秋場所は横綱になってから初めて全休した。復帰した今場所、初日から3連勝し、一気に節目の記録に達した。
白鵬は2001年春場所で初土俵を踏んだ。04年初場所で新十両、同年夏場所で新入幕を果たし、06年春場所後に大関昇進。07年夏場所後、昭和以降で3番目に若い22歳2カ月で横綱に昇進した。幕内優勝37度、幕内906勝はいずれも歴代1位。
通算勝利数の歴代1位は魁皇の1047勝(699敗158休)、2位は千代の富士の1045勝(437敗159休)。次は2人の記録の突破を目指す。