消費者金融の無人店舗内に置かれたパンフレット約390枚をシュレッダーで細断したとして、警視庁は住居不定、無職の男(61)を偽計業務妨害と建造物侵入容疑で逮捕し、16日発表した。
男はこの消費者金融に借金があったといい、「過去に(服役していた)刑務所まで督促状が届き、しつこくてイライラしていた」と容疑を認めているという。
新宿署によると、逮捕容疑は9月19日午後2時半ごろ、東京都新宿区西新宿1丁目にある消費者金融大手「アコム」の無人契約機コーナーに侵入し、会員規約やパンフレットなどを備え付けのシュレッダーにかけて業務を妨害したというもの。店の防犯カメラには、約25分間かけて次々と細断する男の姿が映っていたという。
男は「アコムの看板を見かけたらやった」とも供述。署は防犯カメラの映像から、渋谷区や品川区など都内10カ所のアコムの無人店舗で計約3千枚をシュレッダーで細断したとみている。