(6日、日本ハム8―1ソフトバンク)
思いきりバットを振る。簡単なようで、これが意外に難しい。投手はタイミングをずらしたり、コースを突いたりして、打者に満足のいくスイングをさせないようにするからだ。それでも日本ハムの大谷は打席に立つと、きっちり、思いっきり、振り切った。
一回は空振り三振。三回は大谷の前を打つ中島が12球粘って、13球目に四球を選んだ。「いっぱい見えたので、何とか食らいつこうと」。3球目、高めの直球に差し込まれながらも、左翼席に運んだ。3打席目は空振り三振。投手が代わった七回は、中堅左に特大の2ランを放った。2014年7月5日以来、自身2度目の1試合2本塁打で、ソフトバンクのマジック点灯を阻んだ。
右手中指のマメをつぶした影響…