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うつぶせ寝の怖さ知らず、私も我が子に…

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-9-30 8:58:20  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


生前の佐藤弥(わたる)くん。お芋が大好物だった=2011年撮影、遺族提供


子どもの命を考える企画「小さないのち」。予期せぬ子どもの事故死などを取り上げた連載「ある日 突然」に、子や孫がいる読者や専門家からご意見や体験談が寄せられました。その一部を紹介します。


特集:小さないのち


1粒のおやつ、我が子奪った 気管に詰まったアーモンド


■ミニトマト、切って出すように


東京都内に住む保育士女性(35)は、食べ物を気管に詰まらせる誤嚥(ごえん)事故の危険性を伝えた記事を読んで、勤務する認可保育園で行動を起こした。


園では2歳児の給食でミニトマトが丸ごと出されていた。これまで事故はなく、誰も気に留めていないようだった。子育て中でもある女性は、家では窒息につながりそうな食材は必ず切って食べさせており、以前から危険だと感じていた。


今年の春先に一度、調理員にお願いしてミニトマトを切ってもらった。だが数カ月後に出た時には、また丸ごとだった。「今まで切っていなかったものを切るとなると、従来の仕事ぶりを否定することにもつながるのではないか。調理員の負担も増える」と、それ以上は口を出せなかった。


だが、ミニトマトや白玉団子、ナッツ類による窒息の危険が書かれた記事を見て思い直した。「毎日接するかわいい子どもたちの笑顔が浮かび、『同じ事故は防げたはず』といったご遺族の言葉に背中を押された」


同僚にも相談した上で園長に記事を見せ、「あの子たちに何か起こることは、絶対にあってはならない」と説得した。園長は理解を示して給食を管理する栄養士に掛け合ってくれ、ミニトマトは半分に切って出すことになった。


女性はそれまで、納得いかない時があっても「仕事だ」と割り切ってきた。「でも今回は譲れなかった。園長が柔軟に対応してくれた。勇気を持って話してよかった」(毛利光輝)




 

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