正代(左)は、寄り切りで遠藤を破る=小玉重隆撮影
(13日、大相撲名古屋場所4日目)
どすこいタイムズ
控えで正代は極度に緊張していた。「出来れば当たりたくないかなあ」とまで思ったという。1歳だけ上とはいえ、中学時代から雲の上の存在だった遠藤とのプロでの初対決。しゃにむに前に出た正代が制した。
左をねじ込むのに成功。下がりつつ巻き返しに来た遠藤を構わず寄り切った。「勝てたのはうれしいっす」。さばきのうまい相手に何もさせなかった。
中学時代の印象は、「全国区でビッグネーム。力もず抜けていた」。遠い存在が近づいたのが東農大時代だ。日大の遠藤と肌を合わせて勝つこともあったが、3年時の全日本選手権決勝で敗北。「一番大事なところでは負けた」と言う。
正代も学生相撲で活躍して角界…