稀勢の里(右)は寄り切りで鶴竜に敗れる=伊藤進之介撮影
大相撲の新横綱、稀勢の里は25日、春場所14日目の結びの一番で横綱鶴竜と対戦し、寄り切りで敗れて、2敗に後退した。全勝で迎えた13日目に横綱日馬富士に敗れて土俵下まで飛ばされ、救急車で大阪市内の病院に運ばれた。左肩付近を負傷して、出場が危ぶまれていたが、「本人の強い意思」(師匠の田子ノ浦親方)で出場していた。
優勝争いは、大関照ノ富士が立ち合いの変化で関脇の琴奨菊をはたき込んで1敗を死守して単独首位。負けた琴奨菊は6敗(8勝)となり、大関復帰の10勝に届かなくなった。関脇高安が宝富士を下して11勝目。横綱日馬富士は、関脇玉鷲に敗れて4敗目。
どすこいタイムズ
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中入り後の勝敗は次の通り(左側が勝った力士)
錦 木 おしだし 宇 良
石 浦 よりきり 旭秀鵬
栃ノ心 つきおとし 徳勝龍
貴景勝 はたきこみ 栃煌山
大栄翔 よりきり 魁 聖
佐田海うわてだしなげ逸ノ城
千代翔 はたきこみ 妙義龍
碧 山 はたきこみ 大翔丸
輝 おしだし 遠 藤
琴勇輝 はたきこみ 北勝富
隠岐海 あびせたおし嘉 風
豪 風 ひきおとし 蒼国来
勢 したてだしなげ貴ノ岩
御嶽海 おしだし 千代国
松鳳山 おしだし 正 代
高 安 おしだし 宝富士
照富士 はたきこみ 琴奨菊
玉 鷲 よりたおし 日馬富
鶴 竜 よりきり 稀勢里