15歳の誕生日を迎えた愛子さま=東京・元赤坂の東宮御所、宮内庁提供
皇太子家の長女愛子さまが1日、15歳の誕生日を迎えるにあたり、宮内庁は近況を明らかにした。全文は以下の通り。
愛子さま15歳に 原爆ドーム訪れ平和の尊さ学ぶ
皇室とっておき
◇
愛子内親王殿下には、まもなく満15歳のお誕生日をお迎えになります。
この一年のご活動を振り返りますと、今年1月には、4度目となる長野県奥志賀高原のスキー教室に参加なさいました。指導者とともに上級者向けのコースをお滑りになったり、お友達とご一緒にフォーメーションを組んでご滑走になるなど、充実した日々をお過ごしでした。3月には、両殿下とご一緒に同高原でスキーをなさり、眺めの良いコースや難易度の高いコースをお滑りになりました。
3月11日の東日本大震災5周年に際しては、両殿下とご一緒に黙禱(もくとう)をなさいました。
3月中旬には女子中・高等科の送別学芸会があり、中等科2年生は全員で演劇の出し物に参加しました。内親王殿下は、演劇の場面に合わせて弦楽合奏のチェロを演奏なさいました。また、弦楽合奏の一部の曲は内親王殿下がお友達とご一緒に編曲も手がけられました。学期末試験後の試験休みにも、学芸会の準備のためほぼ毎日ご登校され、お友達とご一緒に熱心に練習に取り組まれました。
4月、中等科3年生になられ、これまで以上に勉学にお励みで、お忙しい日々をお過ごしでいらっしゃいます。
4月中旬に行われた「第30回オール学習院の集い」では、初等科の管弦楽部のOGとして、演奏に参加なさいました。チェロパートの一員として、ブラームス作曲のハンガリー舞曲第5番及び第6番の2曲をご演奏になったほか、OB管弦楽団などを含めた大合同演奏では、エルガー作曲の行進曲「威風堂々」とヨハン・シュトラウス1世作曲の「ラデツキー行進曲」をお弾きになりました。
4月下旬に行われた球技会では、複数の競技の中から、昨年と同様にソフトボールをお選びになりました。内親王殿下はチームのリーダーをお務めになり、昼休みや放課後にチームメートとご一緒に熱心に練習をなさいました。また、学校からご帰宅後も、赤坂御用地で職員と毎日のように練習をなさるとともに、両殿下とキャッチボールをなさったり、妃殿下よりバッティングの指導をお受けになりました。試合は中等科2年生と3年生によるクラス対抗のトーナメント方式で行われ、内親王殿下の所属されるクラスのチームは、3試合連続で勝利を収め、決勝戦まで勝ち進みましたが、決勝戦では同じ中等科3年生のチームと対戦して接戦の末惜しくもサヨナラ負けとなり、準優勝となりました。内親王殿下は、試合において、安打数本をお打ちになり打点を挙げられたり、堅い守備をなさるなど攻守にわたり練習の成果を発揮なさいました。
5月上旬には、修学旅行のため…