東京都の小池百合子知事が就任して2度目の都議会が1日、開会した。小池氏は所信表明で、都議会各会派の要望を予算に反映させる「政党復活予算」の廃止を明言した。9月議会では最大会派の都議会自民党との融和を演出したが、この日は「現状維持は衰退だ」とも述べ、一転して対決姿勢を鮮明にした。
復活予算は、予算編成のなかで除かれた項目を議会側の要望で復活させる都独自の仕組み。戦後から続くとも言われているが、1992年度からは毎年200億円が割り当てられ、今年度は商店街活性化事業などが復活した。
小池氏は先月25日の定例記者会見でこの仕組みの廃止を発表。今月中に業界団体から予算に関する要望を公開の場でヒアリングし、各会派からも同じく要望を聞きとる方法に変えることを明らかにした。
1日の都議会終了後には「政党…