濱田岳さん=篠田英美撮影
ドラマや映画に引っ張りだこの俳優・濱田岳さん(28)。auのCM「三太郎シリーズ」での金太郎役は子どもたちから人気です。新年1月2日には、昨年テレビ東京系で放送された連続ドラマ「釣りバカ日誌 新入社員浜崎伝助」の新春スペシャルドラマ「伊勢志摩で大漁! 初めての出張編」(同局系、夜9時から)に主演します。西田敏行さんら共演陣との収録中の思い出や、ドラマの見どころ、来年に向けた意気込みなどを聞きました。
1年ぶりの「ハマちゃん」に緊張感と喜び 濱田岳さん
――再び浜崎伝助を演じていかがでしたか?
楽しいのひと言ですね。前回は「生みの苦しみ」が多少なりにもあったんですけど、ほんとに幸せな環境で。アドリブを言っていると、視聴者の方からするとふざけているのかなと思われがちなんですけれど、決してそうではないんです。みんなアイデアを出し合い、脚本に書いてある文字よりもさらに肉付けして面白くしているんです。
例えば佐々木課長を演じる吹越満さんが何かアイデアを出してきたら、それをもっと生かせるようにボールを取ってあげなきゃいけないし、なんならそのテンションの人にボールを返してみたら、すごい奇抜な格好でボールを取ってくれるんじゃないかみたいな、そういう楽しみ方もあります。
みんな前よりパワーアップしていて、また会えたという喜びも大きかったです。あと、お正月というのは「釣りバカ」にとって特別な時期だと思うので、そこに向けて頑張っていくという意味では気合の入る撮影だったと思いますね。
――前作からの変化はあったのでしょうか?
浜崎伝助は、なかなか難しいキャラクター。話している言葉の選びがきつい人でもあるし、態度もなかなか悪い。社会人として見たら「どうしたんだ」って言われる態度をとるけど、だけど嫌われないっていう男なんです。
日常社会でああいう人がいたらちょっと関わるのをやめようかな、という言動もあるんですけれど、だけど嫌われないようにしなければいけない。それは全く逆の作業なので、そのハマちゃんにまた戻らなきゃ、戻れるのかっていう緊張はありました。
――収録で特に印象的だったことは何ですか?
ロケに行った時はもう、一人の…