抱っこひもメーカーなどでつくる「抱っこひも安全協議会」(37社で構成)が、商品を使った時の事故やけがをしそうになった体験を協議会ホームページで募集している。企業の製品の開発などに役立てていくという。12月31日まで。
アンケート(
http://dakkohimo.jp/archives/news/survey
)は主に選択方式で、所要時間は5~10分。危ない経験をしたときに使っていた抱っこひものタイプ、落下や窒息などの危険の種類、自転車に乗っているとき、歩行中といった当時の行動などを選び、詳細を記入する自由記述欄もある。記名式で、抽選で50人に500円分のクオカードが当たる。
協議会は昨年2月、抱っこひもの安全な使い方を啓発したり、事故事例を共有したりする目的で設立。メーカー側には普段、ヒヤリハット体験(事故やけがをしそうになった体験)があまり寄せられないため、今年11月から、インターネット上でアンケートを始めた。
12月21日時点では、危ない体験をメーカーや販売店などに連絡したかどうかの問いには、「特に何もしなかった(自分の使い方が悪いと思い、以後気をつけた)」を選んだ人が全体(約430件)の9割を超えた。
担当者は「一人でも多く体験を寄せてほしい」と話す。アンケート結果は製品開発のほか、安全啓発活動などに活用するという。