ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は31日、ドイツのガルミッシュパルテンキルヘンで伝統のジャンプ週間第2戦を兼ねた個人第9戦(HS140メートル、K点125メートル)の予選が行われ、44歳の葛西紀明(土屋ホーム)は120メートルと振るわなかったが、104・5点の49位で1月1日の本戦に進んだ。
竹内択(北野建設)は28位、伊東大貴(雪印メグミルク)は29位、小林陵侑(土屋ホーム)は47位で通過。作山憲斗(北野建設)は56位で敗退した。(時事 時事)
■葛西「全部がだめ」
31位に終わったジャンプ週間開幕戦から一夜明けたこの日、葛西は2度の練習で130メートル前後のジャンプを飛ぶなど復調の兆しを見せていた。しかし、予選はK点にも届かない120メートルに終わり「全部が駄目」と悔しそうだった。
予選の上位と下位が1対1で対戦する1月1日の本戦1回目では、ジャンプ週間開幕戦を制したクラフト(オーストリア)と対戦する。「どれだけ差があるか調べたい。思い切っていくしかない」と覚悟を示した。(時事 時事)