2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は4日、埼玉県川越市で開催予定のゴルフ競技について、選手村からの交通面や暑さ対策で問題点があることを明かした。「本当にやれるのか疑問だ。組織委内でも一度も議論されていない」と述べ、関係各局に課題を洗い出した上で、輸送計画などを策定するように求めた。
ゴルフ会場の「霞ケ関カンツリー倶楽部」は、東京・晴海の選手村から40キロ以上離れており、交通量の多い関越道に選手や大会関係者用の専用レーンを設ける必要がある。さらに、内陸部で真夏には気温が40度近くになることもある。森会長は、問題の解決が難しい場合、千葉など近隣県への変更の検討にも言及した。