大学入試センター試験2日目の15日、雪に見舞われた各地の試験場は、交通機関の運休や遅れが相次ぎ、試験開始時間の繰り下げなど対応に追われた。三重や広島など5府県の12大学で試験場全体の試験開始時間を1時間繰り下げたほか、遅れて来た受験生ごとに開始時間を繰り下げる大学が続出した。
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大学入試センターによると、繰り下げは「過去10年で最大の規模」(中嶋光穂総務課長)という。午前11時現在、繰り下げをした試験場の志願者数は計約1万2千人にのぼっている。
同センターによると、試験場全体で繰り下げたのは、志願者数4669人の三重大をはじめ三重県内が6校、広島修道大(志願者数1299人)など広島県内が3校、愛知、京都、兵庫の各府県が1校ずつ。
兵庫県の姫路独協大(姫路市)など3府県の4校では、雪で到着が遅れた受験生ごとに試験開始を繰り下げた。
このほか、福島大(福島市)でも、JR東北線の車両故障で運休が発生したため、試験開始を1時間繰り下げた。