大阪府警は21日、大阪市旭区高殿2丁目の会社員、森野一人(かずひと)容疑者(52)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。17日夜、内妻の浜西久美子さん(59)の遺体を自宅マンションに放置した疑いがあるといい、調べに対して「酒を飲んで口論になった」「頭を蹴ったら冷たくなり、怖くてほったらかした」と供述。府警は司法解剖して詳しい死因を調べるとしている。
旭署によると、21日に森野容疑者から電話で自殺をほのめかされた徳島県内の母親が同署に相談。容疑者宅を訪れた署員が浜西さんの遺体を見つけた。浜西さんは昨年10月に「(森野容疑者から)暴力を受けている」と同署に告げたが、被害届は出されなかった。翌月、暴力を再び受けていないか同署が電話で確認し、将来的に何かあれば連絡するよう伝えていたという。