マッチの使い方を学ぶ子どもたち=東京・豊洲
災害時にも煮炊きや暖をとれるよう、親子で火のおこし方などを学ぶ「災害時に役立つ火の扱い方 『火育』体験会」が21日、東京都江東区豊洲の「がすてなーに ガスの科学館」であった。
子育て世代のページ「エムスタ」
東京ガスと朝日新聞マムズスタンド(エムスタ)の共催で約30人の親子が参加。東京ガスの火育スペシャリスト・小倉淳さんが講師を務め、木材と割り箸、新聞紙を使って効率的に火をおこすための、上手なまきの組み方を学んだ。
強風のため屋外で火を使う体験はできなかったが、室内でマッチを使った火のつけ方を指導。初めてマッチをする子どももおり、緊張した面持ちでろうそくに火をともしていた。
参加した東京都杉並区の及川結惟さん(11)は「マッチは使ったことがあったけど、安全な使い方が分かった」。父親の哲也さん(47)は「最近の子どもは火に不慣れ。正しい使い方を学べて良かった」と話した。
さいたま市大宮区の小学6年、和田桜花さん(11)は「マッチを使ったことはあったけど、慣れてなかったので教えてもらってよかった」と話した。父親の晃さん(41)は「自宅はIH(電磁誘導加熱)式なので、子どもに火の怖さも含めて教えてもらい、とてもためになった。災害時に暖を取るなど、どうやって生活するかも学ぶことができ、参考になった。またこういう機会をつくってほしい」と話した。(信原一貴)