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高浜原発クレーン倒壊、労基署が任意調査 現場を確認

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倒れた高浜原発の工事用クレーンのアーム=21日、福井県高浜町、朝日新聞社ヘリから


関西電力高浜原発(福井県高浜町)で大型クレーンが倒壊して建屋2棟の一部が損壊した事故で、敦賀労働基準監督署が任意で調査に入ったことが分かった。労働安全衛生法に基づく「クレーン等安全規則」では、作業計画策定やクレーンの点検など安全に作業するための手順が定められており、規則に沿っていたかを確認するとみられる。


関電や関係者によると、敦賀労基署は21日、職員3人を派遣して現場の状況を確認。撤去後のクレーンを保管しておくように求めたという。敦賀労基署は「一般的に、クレーンの倒壊事故では立ち入り調査し、法令違反があれば是正勧告など行政指導することもある。ただ、個別の事案については公表していない」としている。


クレーンは20日午後9時50分ごろに倒壊し、長さ約113メートルのアームが核燃料を保管する燃料取り扱い建屋など2棟の屋根の一部を壊した。関電はアームを9個に分けて切断し、撤去する作業を進めている。強風が原因とみられるが、関電はアームの状況などについても詳しく調べる。



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