警視庁は24日、革労協反主流派の非公然組織「革命軍」のメンバーで、土木作業員の男2人を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕し、発表した。2人とも黙秘しているという。
逮捕されたのは、埼玉県新座市の武藤金作容疑者(65)と千葉市の沼田豊綱容疑者(65)。公安部によると、2人は2012~13年、建設会社と偽名で雇用契約を結んだ疑いがある。
東京都立川市の米軍横田基地周辺で13年11月、飛翔弾(ひしょうだん)の発射装置が見つかり、警視庁は昨年2月、東京などにある革労協反主流派の非公然アジトを銃刀法違反(所持、発射)の疑いで家宅捜索した。公安部は、室内から飛翔弾の製造用とみられる部品と火薬を押収、その後の捜査でこの2人が浮上した。時限式発火装置や武器を製造する役割だったとみて調べている。