フジッコが受験生応援として売り出した「カスピ海ヨーグルト」
時あたかも受験シーズン、今年も受験生を応援する商品で店頭がにぎわい始めた。縁起を担ぐだけでなく、栄養補給や健康など「機能性」をアピールしたものが目立つのが最近の特徴だ。
フジッコは1月、「ハニージンジャーソース」つきの「カスピ海ヨーグルト」を売り出した。体を温める効果が期待できるショウガを使った。2006年から売っているカスピ海ヨーグルトで、受験生向け商品を打ち出したのは今年が初めてだ。
乳酸菌がつくる独特の粘りがあって、免疫細胞を活性化するのが特徴のカスピ海ヨーグルトに目をつけ、「ねばって、勝つピ海ヨーグルト」と語呂合わせでPR。ふたに、必勝祈願のだるまや、合格を意味する「サクラ咲く」を連想させる満開の桜をあしらうデザインも採用した。ヨーグルトを、煮豆や総菜と並ぶ新たな事業の柱にするため、「さらにここで認知度を高める」(同社)作戦だ。
「受かる」にひっかけた定番のロールケーキ「ウカロール」から1月、DHA(ドコサヘキサエン酸)入りで新たな2商品を出したのは山崎製パン。DHAは記憶力を高める効果があると言われており、鶏卵生産販売大手のイセ食品(埼玉県鴻巣市)も、DHAを通常のたまごの2倍強含む「森のたまご」のラベルを「森のたまごうかく」に変えてアピールする。
伊藤製パン(さいたま市)は、…