入団会見で意気込みを語るセ大阪の清武=増田啓佑撮影
サッカーのスペイン1部セビリアからJ1セ大阪に移籍した日本代表MF清武弘嗣(27)が5日、チームがキャンプ中の宮崎で会見を開き、「セレッソでタイトルを取りたいという気持ちしかない。それで頭がいっぱい」と決意を語った。
「また楽しくサッカーしたい」 清武の会見一問一答
清武が4年半ぶりに日本に復帰する決め手となったのは「自分が一番動けるタイミングで帰るのもいいのでは」という気持ちだった。地元大分で2008年にプロになり、10年からセ大阪でプレー。12年夏にドイツのニュルンベルクに移籍し、14年夏にハノーバーへ。昨夏にスペインのセビリアに移ったが、出場機会が少なく、移籍に動いた。
欧州の移籍市場の期限の1月31日に契約がまとまった。「日本に帰るなら絶対セレッソ大阪と決めていた。こんなにサッカーっておもしろいんだと、セレッソに来て初めて思ったので」と変わらない古巣への愛着があった。
欧州での経験をチームに還元するつもりだ。「欧州は練習から100%。自分が入って少し厳しくやっていけば、若い選手も感じてくれるだろうし、言葉で伝えるより、姿勢を見せられればいい」。3季ぶりにJ1に復帰したセレッソを引っ張る。(増田啓佑)