米カリフォルニア州マンモスマウンテンで4日、ハーフパイプ決勝が強風のため中止になり、予選の結果で3位となった小野塚彩那(左)。右は優勝のマルティノ=時事
米カリフォルニア州マンモスマウンテンで4日に開催予定だったフリースタイルスキーのワールドカップ(W杯)男女ハーフパイプ決勝が、強風のため中止になった。予選の結果が最終順位となり、女子で84・00点をマークしていた2014年ソチ五輪銅メダルの小野塚彩那(石打丸山ク)が3位となった。W杯の表彰台は今季初で、通算11度目。
ソチ五輪銀メダルのマリー・マルティノ(フランス)が優勝した。男子はトリン・イエターウォレス(米国)が制した。
また、同じ会場で4日に行われる予定だったスノーボードのW杯スロープスタイルは、5日に順延となった。女子決勝に広野あさみ(TJR)が出場する。
■表彰台、でも不完全燃焼
快晴でも強風が吹きつけ、決勝は中止。予選順位が最終結果となり3位になった小野塚は、「表彰台という最低限のところには戻って来られたけど、しっかり(新技を)予選で決めていれば順位が上がっていた可能性もある」と悔しそうだった。
1月の賞金大会で成功し、手応えを得ていた2回転半の大技を予選の2回目に繰り出した。体勢を崩したものの、「いい感覚でトライできたので、それを決勝でやるつもりだった」。不完全燃焼ではあったが、「今後につなげていければいい」と次戦へ意欲を見せた。(時事)