4年半ぶりにセ大阪に復帰する清武。再びピンクのユニホームに袖を通す=2012年3月、矢木隆晴撮影
サッカーのJ1セ大阪は1日、日本代表MF清武弘嗣(27)がスペイン1部セビリアから完全移籍で加入すると発表した。冬の欧州移籍市場の期限は1月31日。急展開で4年半ぶりにセ大阪復帰がまとまった。背番号は46。清武は「多くの皆さまにご尽力頂いたおかげでセレッソでプレーできることを本当にうれしく思います」とコメントした。
清武は昨夏にドイツのハノーバーからセビリアに移籍した。だが、出場機会に恵まれず、リーグ戦は4試合で1得点にとどまっていた。日本でのプレーを希望していたが、移籍金が600万ユーロ(約7億3千万円)と推定され、1月31日昼にはセ大阪幹部も「難しい」と難色を示していた。一転して期限ぎりぎりで移籍に合意したことについて、セ大阪の玉田社長は「(メインスポンサーの)ヤンマーからの支援もあった。移籍金の部分も交渉して下がった」と説明した。
清武は大分、セ大阪を経て、2012年夏にドイツのニュルンベルクに移籍。J1通算97試合、17得点。ロンドン五輪日本代表。A代表では14年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会にも出場し、国際Aマッチは42試合出場、5得点。