日本将棋連盟の会長に就任した佐藤康光九段=6日午後5時28分、東京都渋谷区、杉本康弘撮影
日本将棋連盟は6日、佐藤康光九段(47)を新しい会長に選んだ。佐藤新会長と青野照市専務理事(64)、片上大輔常務理事(35)が記者会見した。佐藤九段のあいさつや、記者との一問一答は次の通り。
日本将棋連盟の新会長に佐藤康光九段 羽生三冠と同世代
■佐藤康光・新会長
本日はご多忙の中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。本日、臨時総会と理事会が開かれ、会長に選任されました佐藤康光です。理事自体も初めての経験となります。甚だ未熟ではございますが、どうぞよろしくお願い致します。
昨年秋からの一連の問題では、将棋ファンのみなさま、主催者、及び関係各位、何より三浦弘行九段とご家族の皆様にご迷惑、ご心配をおかけしました。当時、棋士会の会長を務めていましたが、何一つお役に立てなかったことをおわびします。申し訳ありませんでした。昨年末の第三者調査委員会からの報告で三浦九段の疑惑が晴れ、2月13日が復帰戦となります。これからも素晴らしい将棋、活躍を見せて頂けるものと思っています。今後、三浦九段の名誉回復、将棋界の信頼回復に全力で取り組みたい。今回を機に組織、対局規定など日本将棋連盟を改めて見つめ直し、時代に即して改めるべき所は変え、残すべきところは残す。時間のかかることもあるかと思います。ただ、数百年の長い歴史、伝統があり、世界でも有数の知能ゲームである将棋の良さは不変です。一人でも多くのみなさまに将棋を楽しんで頂けますよう、邁進(まいしん)していきたいと思っている。
今月1日に(インターネットの…