23日の会見の最後、頭を下げる日大アメフト部の井上奨前コーチ(左)。隣は内田正人前監督
アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で日大選手が関学大選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、日大が所属する関東学生連盟は29日、東京都内で臨時理事会を開く。事実関係を調査してきた規律委員会から結果報告を受け、日大の内田正人前監督と井上奨前コーチに対して、厳しい処分が科される見込みだ。理事会後、関東学連の柿沢優二理事長らが記者会見で内容を発表する。
選手を追い詰める日大スタイル、さじ加減があってこそ
特集:日大アメフト部違反行為
理事会では、同連盟の理事らで構成された規律委員会が、両校の監督、選手らへの聞き取り調査の結果を報告し、処分内容が理事会に諮られる。反則行為の指示について日大の指導者2人は、会見や関学大への回答書で否定したが、選手本人と他の日大選手らへの証言などから、指示を事実認定するかどうかが焦点だ。
関東学連の罰則規定には「除名」「資格剝奪(はくだつ)」「団体活動の一時的または無期限停止」「公式試合の出場停止」などの処分がある。
6日の試合では、日大の守備選…