愛知県警が押収した約14キロの覚醒剤=中部空港署
自宅のアパートの寝室に大量の覚醒剤を隠し持っていたとして、愛知県警は会社員宮之脇福実容疑者(44)と、元妻でドミニカ共和国籍のプラセンシア・チブルシオ・ドリス・エリザベス容疑者(35)=いずれも同県東海市名和町=を覚醒剤取締法違反(営利目的所持)の疑いで逮捕し送検したと9日、発表した。押収量は約14キロに上るという。
宮之脇容疑者は「売るつもりで持っていた」などと容疑を認め、プラセンシア容疑者は「覚醒剤があったことは知らなかった」と否認しているという。
薬物銃器対策課によると、宮之脇容疑者らは販売目的で8日午前7時50分ごろ、自宅のベッドの底に隠したスーツケースに、覚醒剤を隠し持っていた疑いがある。覚醒剤は14個の袋に小分けされており、計約14キロ(末端価格約9億8千万円)あるとみられる。
県警は昨年5月、覚醒剤2875グラムを密輸しようとしたとしてメキシコ人の男を緊急逮捕。この事件の捜査で、関係先として宮之脇容疑者らが浮上したという。