2月28日(日本時間1日午前)、施政方針演説を行うトランプ大統領が到着した米ワシントンの連邦議会=AFP時事
トランプ米大統領が米時間の2月28日に行った施政方針演説の要旨は次の通り。
TPP離脱や壁の建設強調 トランプ氏、施政方針演説
米国の偉大な新しい章が幕を開ける。同盟国は、米国が再び世界をリードすることを知るだろう。9年後に控えた米国の建国250年は世界史の偉大な節目となる。何千万人もが、自国民を最優先するという要求のために集結した。「米国を再び偉大にする」ためには、それしかないからだ。
大統領就任後、公約を守ったことを報告する。フォード・モーターやソフトバンクなど多くの企業が米国に数十億ドルの投資をすると発表した。多くの仕事が国内に生まれる。株式市場は時価総額が3兆ドル増えた。規制を減らす努力をした。米国人の職を奪う環太平洋経済連携協定(TPP)から撤退した。司法省に暴力犯罪を減らすチームの設立を命じた。
また、移民法を強化し、国境での法の支配を取り戻す。南側の国境で壁の建設を始める。国防総省には過激派組織「イスラム国」(IS)を破壊する計画を立てるよう命じた。イスラム世界を含む同盟国と共に、この惑星から敵を全滅する。
企業への税率を下げ、どこでも競争できる税制改革に取り組んでいる。中間層にも大型減税をする。自由貿易は支持するが、公平である必要がある。移民制度を改革し、国内労働者を保護する。
米国再建のため、国内インフラ建設に1兆ドルの投資を生む法案の承認を議会にお願いしたい。何百万もの新しい仕事が生まれる。これらは二つの原則で導かれる。米国製品を買い、米国人を雇うことだ。議会には、オバマケアを廃止し、新しい制度と置きかえることもお願いしたい。
米軍再建の予算を議会に送り、…