イスラエル戦を前にバッティング練習する日本の中田=川村直子撮影
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の5試合で3本塁打を放っている日本の不動の5番・中田が、15日のイスラエル戦の先発を外れそうだ。稲葉打撃コーチは「疲れがある」と説明した。体調に問題がある様子で、代役として内川が今大会初スタメンとなる見込み。内川は14日のキューバ戦では八回に代打で登場し、勝ち越しの犠飛を放った。同コーチは「つなぎ(の打撃)ができる」と期待していた。
2017WBC特集
■オランダ監督、日本の勝利を熱望
日本は2次リーグE組を1位で通過するのか、プレーオフにもつれ込むのか――。開始が迫る、日本とイスラエルの試合を気にかけるのは、両国のファンだけではない。15日正午からのキューバ戦で14―1と七回コールド勝ちしたオランダも、日本がイスラエルに勝てば2勝1敗の2位で準決勝に進出できる。
運命の一戦は午後7時にプレーボールの予定。オランダの選手やその家族、友人らは宿舎のホテルに集まり、テレビで日本戦を観戦するという。勝利後、ミューレン監督は「これで日本が勝ってくれれば文句なしだ。みんなで喜びたいね」と同組のライバルの勝利を熱望していた。