経済協力開発機構(OECD)は1日、最新の世界経済見通しを発表した。それによると、中国は予想通り今年唯一のプラス成長を達成した主要エコノミーになる見込みだ。来年末になると、世界経済は新型コロナウイルス感染症が起きる前の水準に戻る見込みで、2021年の世界経済の成長に対する中国の寄与は3分の1を超える見込みだという。
同見通しは、感染症の影響を受けて、今年の世界経済成長率は4.2%低下するとし、この予測は今年6月と9月の予測値を上回った。また同見通しによると、今後、新型コロナウイルスワクチンが市場に投入され、中国経済が持続的で急速に回復すると、市場の信頼感を高め、世界経済の回復を推進するのにプラスになる。これから2年間の世界経済の平均成長率は4%前後になる。OECDは同見通しの中で、各国政府は政策ツールを積極的に活用して、感染症により最も大きな打撃を受けるとみられる層が必要な支援を受けられるよう確保すべきだと呼びかけている。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年12月3日