政府は17日の閣議で、カジノを含む統合型リゾート(IR)を国内に設置する際の規制などを定める実施法づくりに向け、推進本部を24日付で設置することを決めた。カジノの入場規制の方法や、事業者からの納付金の使い道、ギャンブル依存症対策などを海外事例を参考に検討し、今秋の臨時国会への法案提出を見込む。
推進本部は、全閣僚が参加し、本部長に安倍晋三首相、副本部長に菅義偉官房長官と石井啓一国土交通相が就く。
菅官房長官は17日午前の会見で、「IR推進法の付帯決議で、十分に国民的な議論を尽くすとされている。懸念も数多くあった。そうしたこと念頭に(規制方法などを)検討する」と述べた。