1年後輩の男性消防士に過度に食事をさせたうえ、LINE(ライン)で「ぶた」などの暴言を送ったとして、菊池広域連合消防本部(熊本県菊陽町)は24日、消防本部警防課の男性主事(28)を、停職1カ月の懲戒処分にし、発表した。
発表によると、主事は2012年12月ごろから16年2月にかけて何度も、同じ消防署に勤務していた男性に対し、休憩時間中や業務時間外に自身の弁当を食べさせたり、2、3人前の食事をおごり、食べるよう強要したりした。LINEでは「ぶた」「死ね」などと送っていたという。主事は「自分が入隊した時、先輩におごってもらった。後輩ができてうれしくなり、おごる中でエスカレートしてしまった」と話したという。
後輩の男性は昨年2月に腹痛を訴え仕事を休みがちになり、昨年5月から休職。今年1月に消防本部に相談し、発覚した。(板倉大地)