競馬のドバイ国際競走ターフをヴィブロスが制し、優勝カップを掲げる馬主の佐々木主浩さん(中央)=時事
(25日、競馬ドバイ国際)
4歳牝馬(ひんば)のヴィブロスが、強風の中でたくましい走り。馬主で元プロ野球投手の佐々木主浩さんは「本当にうれしく興奮している」と海外GⅠ初勝利を喜んだ。
ヴィブロスがターフで優勝 競馬ドバイ国際
モレイラ騎手の臨機応変な手綱さばきが光った。バックストレートで向かい風になることを考慮。「他馬の後ろにつけよう」と作戦を切り替え、後方でレースを進めた。直線に入って馬が内柵を嫌がるそぶりを見せると今度はすぐに外へ出し、鮮やかに差し切った。
佐々木さんはワールド・ベースボール・クラシックの解説を務めた後、米国から急いでドバイに入った。昨年の秋華賞に続く新たな勲章をもたらした愛馬をねぎらい、「なでてあげたい」と感無量の様子だった。(時事)
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馬主の佐々木主浩さん(ヴィブロス) 「本当にうれしくて、興奮している。最後は騒いでいて、よく覚えていない。これから馬をなでてあげたい」
友道康夫調教師(ヴィブロス) 「すごく雰囲気が良かった。馬場も馬に合っていた」
モレイラ騎手(ヴィブロス) 「陣営と前からと話していたが、スタートして後ろから行こうと決心した。風が強く、他馬の後ろにつけた。最後はいい手応えで伸びてくれた」