フィギュア世界国別対抗戦の男子SPで1位の宇野昌磨=北村玲奈撮影
フィギュアスケートの世界国別対抗戦は20日、東京・代々木競技場で日本、カナダ、ロシア、米国、中国、フランスの6カ国が参加して開幕し、日本は首位でスタートした。ロシアもポイントで並んだが、規定により、日本が上位となった。
【特集】フィギュア世界国別対抗戦
男子ショートプログラム(SP)は宇野昌磨(中京大)が103・53点で首位。世界選手権金メダルの羽生結弦(ANA)はジャンプの失敗が響き、83・51点で7位。女子SPは三原舞依(神戸ポートアイランドク)が72・10点で3位。樋口新葉(東京・日本橋女学館高)は71・41点で5位。世界選手権2連覇のエフゲニア・メドベジェワ(ロシア)が自身の世界歴代最高点を更新する80・85点で首位に立った。アイスダンスの村元哉中(かな)、クリス・リード組(木下ク)は、ショートダンス(SD)5位発進。
◇
〈世界国別対抗戦〉 今季の主要国際大会の成績をもとにしたランキングの上位6カ国が出場。男女シングル2人ずつとペア、アイスダンス1組ずつがそれぞれSP(アイスダンスはSD)とフリーを滑る。SPとフリーで別々に順位点(1位に12点、2位に11点と、順位が下がるごとに1点ずつ少なくなる)が与えられ、その合計で国の総合順位を決める。ソチ五輪から導入された五輪での団体戦では各種目1人・1組で争われる。このため、国別対抗戦よりもペアとアイスダンスの順位の比重が増す。