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「待っていてはだめ」SOS、ネットでキャッチして救え

■小さないのち 大切な君


ネット空間で発せられるSOSをキャッチし、自殺予防の呼びかけにつなげる活動が始まっている。


「既読スルー」「裏グループ」 追い詰められた女子生徒


「まじめだね」で傷つくことも… ネットマナー、教材に


特集:小さないのち


NPO法人OVA(オーヴァ)(東京)は13年7月から、検索ワードに連動して広告が表示される「リスティング広告」を利用し、予防を呼びかける取り組みを首都圏のごく一部の地域で始めた。対象地域にいる人が「死にたい」といった気持ちや、自殺に関連する用語など数百のキーワードを検索すると、OVAのサイトが表示され、悩み相談をメールで受け付けるしくみだ。


OVAからは「今、あなたが抱えていることを聞かせてもらえますか?」「生活状況や体調など、良ければ教えてください」などとメッセージを送りつつ、行政の相談窓口や精神科クリニックに行くことを勧める。心理的な抵抗を感じる人のために、精神科に予約するときに読み上げる文章をつくることもある。


「部活の先生に嫌われていて、毎日毎日、私だけひどく怒られる」とメールで相談を寄せた生徒がいた。悩みを聞き、助言していくと、「担任の先生に相談し、部活をやめることにしました。一人で考えているときはやめるなんて思いも付かなかった。死にたいと思っていたのがバカみたいだった」と返事が来た。


昨年末からは「web接客ツー…


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