佐賀県の山口祥義(よしのり)知事は、24日に会見を開いて九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働に同意を表明することで最終調整している。23日、県幹部を集め、表明に向けた最終協議をした。これで地元同意の手続きは完了する。
山口知事は、安全性の確認と県民の理解を条件に再稼働を容認する立場。安全性は県が設けた専門家による部会の検証を通して「確認できた」と述べ、県民理解は県議会が13日に可決した再稼働同意決議を重視する考え。山本公一原子力防災担当相や九電の瓜生道明社長、世耕弘成経済産業相とも相次いで会談した。(浜田祥太郎)