6月25日投開票の静岡県知事選に、自民党県連幹事長の宮沢正美氏(67)が立候補の意向を固め、5月1日までに党関係者に伝えた。宮沢氏は同県三島市出身。同市議を経て2007年、県議に初当選し、現在3期目。党県連の政調会長や総務会長を務めた。2日、党役員会や議員総会に諮る。
また、バルセロナ五輪柔道の銀メダリストで静岡文化芸術大教授の溝口紀子氏(45)が1日、県庁で会見し、立候補を表明した。溝口氏は同県磐田市出身。14~15年に県教育委員長を務めた。勝手連の支援を受けて無所属で立つとし、「独断専行の川勝県政を倒す」と語った。
知事選をめぐっては現職の川勝平太知事(68)が4月25日、3選を目指して立候補を表明。共産党も候補擁立を検討中だ。(阿久沢悦子)