ロシアとの関係を巡って辞任に追い込まれたフリン前米大統領補佐官（国家安全保障担当）について、トランプ米大統領が就任前にオバマ前大統領から起用しないように忠告を受けていたことが分かった。米ＮＢＣなどが８日伝えた。

特集：トランプ大統領

フリン氏は国防情報局長を務めていたが、２０１４年にオバマ氏が解任している。オバマ氏は昨年１１月、トランプ氏に対してフリン氏の管理能力に疑問を呈し、不適格だと説明したという。しかしトランプ氏はフリン氏を大統領補佐官に起用。その後米メディアが、フリン氏が補佐官就任前に駐米ロシア大使と対ロ制裁について協議していたことを報じ、フリン氏は２月１３日に辞任した。

また、８日の上院委員会ではイェイツ前司法長官代理もフリン氏について証言した。イェイツ氏は今年１月２６日、フリン氏と駐米ロシア大使との会話についてホワイトハウスに連絡。「ロシアから脅迫を受ける可能性がある」と警告したという。

フリン氏については、過去にロ…