知人の男性になりすまして運転免許を取得したとして、警視庁は、横浜市中区長者町1丁目、無職橋本翔容疑者(22)を有印私文書偽造・同行使などの疑いで逮捕し、12日発表した。「運転が趣味で、どうしても運転したかった」と話し、容疑を認めているという。
交通捜査課によると、逮捕容疑は2015年4~5月、知人の男性名義で静岡県の教習所で入校手続きをして仮免許を取得した上で、警視庁江東運転免許試験場で男性名義の免許証の交付を受けた疑いがある。免許証の写真だけは橋本容疑者本人のものだった。同容疑者は当時、無免許運転で逮捕されるなどして、正規の免許の取得を5年間禁じる処分を受けていた。
15年9月、橋本容疑者は首都高速道路で事故を起こし、警察官には知人名義の免許証を示す一方、事故の相手には本名を名乗った。昨年8月になり、同容疑者から示談金の支払いがないとして、事故の相手が警視庁に相談し、なりすましが判明したという。