ミサイルが落下した地点
北朝鮮は29日午前5時40分ごろ、東部の江原道元山(カンウォンドウォンサン)付近から、東の方向に向けて弾道ミサイル1発を発射した。韓国軍合同参謀本部が明らかにした。ミサイルは約450キロ飛行し、日本海に着弾。日本の排他的経済水域(EEZ)内とみられる。ミサイルは2発だったとする未確認情報もある。米空母2隻が日本海に展開する時期が迫るなか、軍事挑発を続ける意思を明確に示した。
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同本部当局者は29日午前の記者会見でミサイルについて「最高高度は120キロ余で、450キロ余を飛行した」と説明。「発射数は現在まで最低1発と評価しており、具体的に分析中だ」とした。ミサイルが飛行中に分解した可能性もある。
韓国政府によれば、金正恩(キムジョンウン)政権が発射した弾道ミサイルは計53発になった。韓国軍合同参謀本部は、液体燃料を使うスカッド系列のミサイルとしている。いずれも核弾頭の搭載が可能な短距離のスカッドC(射程約500キロ)か、中距離のノドン(同1300キロ)、スカッドER改良型(同1千キロ)だった可能性がある。
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