愛知県一宮市の名神高速上り線で5月、2人が死亡、4人がけがをした玉突き事故で、県警は7日、中型トラックを運転していた会社員奥村晃史容疑者(45)=同県春日井市鳥居松町2丁目=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで逮捕し、発表した。「(事故直前に)スマートフォンの画面を見ていた」と話し、容疑を認めているという。
名神高速で5台絡む玉突き事故、男女2人死亡 愛知
高速隊によると、奥村容疑者は5月18日午後2時17分ごろ、渋滞最後尾の軽乗用車に追突して計5台が絡む玉突き事故を起こし、軽乗用車の同県小牧市の男性(90)と妻(88)を死なせたほか、軽乗用車や別の車両に乗っていた3人にけがを負わせた疑いがある。
県警は事故後に奥村容疑者を現行犯逮捕したが、けがの治療のため釈放。回復を待って通常逮捕した。事故当時は現場の先が工事による車線規制中で、渋滞が発生していた。